「ポートフォリオって何?」
「ネットやSNSに情報が多すぎて、どれを参考にしたらいいのか分からない…」
「新NISAのポートフォリオについて詳しく知りたいから教えて!」
これらの悩みが解決できる記事です。
新NISAのポートフォリオとは、損失リスクを分散しながら資産運用の成果を目指すための投資計画のことです。

ポートフォリオとかよく分からない言葉が出てくると不安になりますよね…
でも、資産運用するうえでは絶対に知っておいたほうが良い知識なので一緒に勉強していきましょう!
この記事では、新NISAを活用したポートフォリオの組み方を年代別・投資枠別に解説します。
ポートフォリオがよく分からなくても、損失リスクを分散させる重要性が分かると今後の資産運用にプラスになる知識を得られますよ!
» 新NISAとは?特徴とメリット、デメリットを解説!
新NISAのポートフォリオを組む前に知っておきたい基礎知識


新NISAのポートフォリオを組む前に知っておきたい基礎知識は、以下のとおりです。
- ポートフォリオとは
- 新NISAと旧NISAの違い
- 新NISAのメリット・デメリット
- 資産運用におけるポートフォリオの重要性
ポートフォリオとは
新NISAのポートフォリオとは、複数の金融資産を組み合わせて損失リスクを分散させる投資戦略です。つみたて投資枠ではインデックスファンドを中心に、成長投資枠では株式や投資信託など幅広い商品に投資できます。



つみたて投資枠だけを使って、分散の効いたインデックスファンドへの投資がシンプルなので初心者におすすめです。
初心者は自分の年齢やライフプラン、リスク許容度に合わせた資産配分を考え、長期的な視点で運用するのが大切です。
新NISAと旧NISAの違い
新NISAは旧NISAと比べて、多くの点が改善されました。非課税期間が20年に延長され、年間360万円まで非課税枠が拡大しています。新NISAの大きな特徴は、つみたて投資枠と成長投資枠の2つの枠が設定されたことです。つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円で、投資家のニーズに合わせて投資できます。
つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資に適した商品のみを対象としています。成長投資枠では個別株式や投資信託など、幅広い商品に投資可能です。2つの枠を組み合わせることで、より柔軟な戦略を立てられます。新NISAではロールオーバーが可能になり、非課税期間が終了しても、別の非課税枠に移せます。
利用可能年齢が18歳以上に変更になりました。より早い段階から資産形成を始められます。
» 新NISAへのロールオーバー
» 新NISAは何歳から?年齢制限と年代別の運用方法を解説!
新NISAのメリット・デメリット


新NISAは金融商品の種類も増えたので、より幅広い選択肢の中から自分に合った商品を選べます。運用益は非課税なので、得られた利益に税金はかかりません。一方で、新NISAにはデメリットもあります。非課税枠を使い切らないと損失感を感じたり、投資商品の選択に時間と労力がかかったりします。
20年間の長期運用が前提なため、途中で解約すると税制優遇を受けられなくなる点も注意が必要です。損失が出ても、税務上で相殺できません。
資産運用におけるポートフォリオの重要性
ポートフォリオの重要性は主に3つあります。
- リスク分散による安定性の向上
- 複数の資産に分散投資することで、1つの資産の値下がりが全体に与える影響を軽減できる
- リターンの最適化
- 異なる特性を持つ資産を組み合わせることで、全体のリターンを向上させる可能性がある
- 投資目的に合わせた資産配分
- 自分のリスク許容度に応じてカスタマイズできる
定期的にリバランスを行うことで、経済環境の変化に対応可能です。
新NISAを活用したポートフォリオの組み方


新NISAを活用したポートフォリオを組むときは、以下を確認しましょう。
- 投資の目的を明確化する
- リスク許容度を把握する
- 新NISAの投資対象商品を把握する
投資の目的を明確化する
投資を始める前には、人生設計や価値観に合わせて、以下の投資目標を立てましょう。
- 老後資金の準備
- 子どもの教育資金の確保
- 住宅購入の頭金貯蓄
- 将来の大型出費への備え
- インフレ対策を考慮した資産形成
目的が明確になれば、投資期間や投資金額、リスクの取り方を考えられます。投資目的は1つに限定する必要はありません。大切なのは、自分にとって本当に必要な目的を見極めることです。
リスク許容度を把握する


自分がどれくらいのリスクを受け入れられるかを正確に理解することで、適切な投資戦略を立てられます。リスク許容度を把握するには、以下の方法があります。
- 投資経験や金融知識の評価
- 年齢や収入、資産状況の考慮
- 投資目的や投資期間の明確化
- 損失に対する心理的耐性の把握
多くの金融機関や、オンラインサービスで提供されているリスク許容度診断ツールを活用するのも効果的です。過去の投資行動や決断を振り返ることも大切です。現在の生活や将来の計画に与える影響も考慮しましょう。家族の有無、緊急時の資金需要なども、リスク許容度に影響を与える要因となります。
新NISAの投資対象商品を把握する
新NISAで投資できる商品を把握することで、自分に適した投資戦略を立てやすくなります。新NISAの主な投資対象商品は、以下のとおりです。
- 上場株式
- ETF
- 公募株式投資信託
- REIT
- インデックスファンド
- アクティブファンド
新NISAの投資対象商品は、国内外の株式や債券、不動産などさまざまな資産に投資可能です。国内株式や外国株式に投資するファンド、債券型、バランス型の投資信託などが選択できます。特定のセクターやテーマに注目したファンド、新興国市場に投資するファンドなども選択肢の一つです。
【年代別】新NISAのポートフォリオの組み方


新NISAを活用したポートフォリオの組み方は、年代によって異なります。年齢別に分けて以下のポイントを解説します。
- 20~30代
- 40~50代
- 60代以上
» ライフステージに合わせて調整!投資割合の基本原則と考え方
20~30代
20~30代の方には、長期的な資産形成を目指した積極的な投資戦略がおすすめです。若いうちから投資を始めることで、時間を味方につけられます。20~30代におすすめのポートフォリオ構成は、以下のとおりです。
- 株式投資:全体の70~80%
- 債券:全体の10~20%
- REIT(不動産投資信託):全体の5~10%
株式投資の配分は、国内株式と海外株式で均等に分け、新興国株式に10~20%を配分するのがおすすめです。成長株や高配当株を中心としたポートフォリオの組みましょう。高リターンを狙いつつ、分散効果を得られます。ただし、株式の比率が高いため、短期的な値動きは大きくなる点に注意が必要です。
長期的な視点を持ち、定期的な積立投資を行うことで、市場の変動を平準化できます。将来の資金需要に備え、5~10%を現金や安全資産で確保することが大切です。
40~50代


40~50代の方は、安定性と成長性のバランスを重視しましょう。40~50代におすすめのポートフォリオ構成は、以下のとおりです。
- 国内株式や債券の比率を増やす
- インデックスファンドを中心に組み立てる
- 配当や分配金重視の商品も検討する
退職金運用や子どもの教育資金など、目標に合わせてポートフォリオを調整することも大切です。定期的なリバランスを行い、資産配分のバランスを保ちましょう。投資信託やETFを活用して分散投資を行い、外貨建て資産も適度に組み入れることで、リスクの分散と収益機会の確保を図れます。
積立投資を継続して行うことで、市場の変動に左右されにくい長期的な資産形成が可能です。年齢に応じてリスク資産の比率を徐々に下げていくことも検討しましょう。保険や不動産投資なども視野に入れることで、より総合的な資産運用が可能です。
60代以上
60代以上の方は、安定性と収入の確保が重要です。債券や高配当株を中心に据えることで、安定した収入を得られ、退職後の生活資金を確保できます。効果的な投資戦略として、債券と高配当株を投資ポートフォリオの中心に据えるのがおすすめです。インフレ対策も忘れてはいけません。
物価上昇に備えて、金やREITへの投資も検討してください。医療費や介護費用に備えて、ある程度の流動性を確保することも大切です。急な出費に対応できるよう、現金や換金性の高い資産も適度に保有しましょう。相続を見据えた資産配分も考慮に入れる必要があります。
相続税対策として、生前贈与を視野に入れた投資計画を立てましょう。定期的な資産の見直しと調整も重要です。複雑な税金・相続対策に関しては、ファイナンシャルプランナーや税理士などの専門家に相談するのがおすすめです。
【投資枠別】新NISAのポートフォリオの組み方


新NISAのポートフォリオ組み方について、以下の投資枠別に解説します。
- つみたて投資枠
- 成長投資枠
つみたて投資枠
つみたて投資枠は、新NISAの中でも初心者向けの投資枠です。年間120万円まで投資できるため、長期的な資産形成に適しています。主にインデックスファンドが中心となっているため、リスクが比較的低く安定した運用が期待できます。つみたて投資枠の特徴は以下のとおりです。
- 自動積立
- 運用期間20年間
- 非課税期間20年間
- 低手数料
- 分散投資
つみたて投資枠は毎月の積立投資に適しているので、コツコツと資産を増やしていきたい人におすすめです。運用実績の長い商品が多いため、初心者でも安心して投資を始められます。積立中に突発的に資金が必要な場合でも、非課税枠が再利用できるため柔軟な運用が可能です。
為替ヘッジありとなしの商品を選択できるので、自分のリスク許容度に合わせて選びましょう。
» 新NISAのつみたて投資枠のメリットとデメリットを解説!
成長投資枠
成長投資枠は、幅広い金融商品に投資できる魅力的な選択肢です。年間240万円まで非課税で投資できるので、資産形成の大きな助けになります。成長投資枠では、上場株式や投資信託、ETFなどの金融商品に投資可能です。成長投資枠は、ハイリスク・ハイリターンの投資戦略に適しています。
積極的な成長を目指す投資家にとって、魅力的な選択肢です。個別銘柄の選択が可能なので、自分の判断で投資先を決められ、市場の変化に応じて柔軟に運用できます。成長投資枠を活用する際は投資経験や知識が必要ですが、資産配分を調整できるのが強みです。
ポートフォリオに悩んだときの対処法
初心者の方が「ポートフォリオをどう組めばいいの?」と悩む理由は大きく3つあります。
- 投資商品が多すぎる
- 投資信託やETF、個別株など、選べる商品が膨大すぎて、どこから手をつければいいか分からない
- リスクとリターンのバランスが分からない
- 「ハイリスク・ハイリターン」「ローリスク・ローリターン」という言葉は知っていても、実際にどのくらいのリスクを許容すべきかが分からい
- 時間や手間がかかりそうで不安
- 常に経済ニュースをチェックしなければならないイメージがあり、「継続的に運用ができるのかな…」と不安
しかし、迷っている段階で投資をやめてしまうのは、長期的な資産形成の大きな機会損失になる可能性があります。そんなとき、1本の投資信託で世界中の株式にまるっと投資できる「全世界株式」は、初心者の方にとって頼もしい選択肢です。
「全世界株式」を選ぶメリット
全世界株式を選ぶメリットは次の3つです。
- 分散投資が手軽に実現できる
- 運用の手間が少ない
- 初心者でも判断がシンプル
たとえば、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)で積立すれば、全世界の株式市場にまんべんなく投資するため、1つの国やセクターだけに集中するリスクを避けやすくなります。また、インデックスファンドなので運用中の手間もかかりません。



ポートフォリオに悩んで前に進めないよりも、分散が最大限に効いているインデックスファンドを使ってみましょう。
初心者が新NISAを始めるならネット証券が最適解
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新NISAのポートフォリオを組むときの注意点


新NISAのポートフォリオを組むときの注意点は、以下のとおりです。
- 長期的な視点を持つ
- 分散投資する
長期的な視点を持つ
新NISAを活用したポートフォリオを組むときは、5年以上の長期投資を前提に考えましょう。長期投資のメリットは、時間の経過とともに複利効果が働き、資産が大きく成長することです。定期的な積立投資を実践することで、時間分散による投資リスクの軽減も期待できます。
効果的な運用方法として、一時的な価格下落に左右されずに保有を継続することが挙げられます。投資方針を定期的に見直して必要な調整を行うことで、より適切な運用が可能です。資産形成の目標を明確に設定し、達成度を確認することで、着実な資産形成を実現できます。
長期保有することで税制優遇のメリットを最大限に活用できる点も、新NISAの大きな魅力の一つです。
分散投資する
新NISAを活用したポートフォリオを組むときは、分散投資を意識しましょう。複数の資産クラスに投資することでリスクを軽減し、長期的な資産形成を目指せます。分散方法は、以下のとおりです。
- 資産クラス別の分散
- 地域別の分散
- セクター別の分散
分散方法を組み合わせることで、ポートフォリオ全体のリスクを抑えつつ、安定したリターンを得られる可能性が高まります。分散投資を効率的に行うには、少額の資金でも幅広い資産に分散投資できる投資信託やETFの活用がおすすめです。定期的なリバランスを行うことも大切です。
市場の変動によって崩れた資産配分を、定期的に調整することで、適切な分散状態を維持できます。新NISA制度の特徴を踏まえ、つみたて投資枠と成長投資枠をうまく活用しながら、分散投資戦略を立てることが重要です。
【Q&A】新NISAのポートフォリオを組むときによくある質問


新NISAのポートフォリオを組むときによくある質問を以下にまとめました。
- つみたて投資枠と成長投資枠どちらを優先すべき?
- つみたて投資枠では年間いくら投資できる?
- インデックスファンドとアクティブファンドどちらがいい?
新NISAの活用を検討中の方は、参考にしてください。
つみたて投資枠と成長投資枠どちらを優先すべき?
つみたて投資枠と成長投資枠のどちらを優先すべきかは、個人の投資経験や目標によって異なります。初心者の方や安定的な資産形成を目指す方には、つみたて投資枠がおすすめです。つみたて投資枠は、自動積立機能を利用できるのでコツコツと資産を増やせます。
運用コストが低いインデックスファンドなどが対象となるため、初心者でも取り組みやすいのが特徴です。成長投資枠は、より高いリターンを求める投資家向けです。リスクが高いため、投資経験や知識が必要となります。両方の枠を組み合わせることで、バランスの取れたポートフォリオを構築できます。
つみたて投資枠では年間いくら投資できる?
つみたて投資枠では年間120万円まで投資可能です。毎月10万円や3か月ごとに30万円、半年に1回60万円などの運用方法があります。
インデックスファンドとアクティブファンドどちらがいい?
インデックスファンドとアクティブファンド、どちらが良いかは、投資家の目的やリスク許容度によって異なります。インデックスファンドは、市場平均のリターンを目指す投資方法で、手数料が低く、運用が単純で透明性が高いのが特徴です。長期的に安定したパフォーマンスが期待できるため、初心者の方におすすめです。
アクティブファンドは、市場平均を上回るリターンを目指します。運用者の能力に依存するため、短期的に高いリターンを得られる可能性があります。しかし、手数料が高く、個別銘柄の選定リスクもあるので、経験者向けです。新NISAを始めたばかりの方は、インデックスファンドから始めましょう。
» インデックスファンドの基本から選び方を解説!
まとめ ポートフォリオに悩んだら全世界株式に投資が最適解


新NISAを活用したポートフォリオを組むときは、基礎知識を理解し、投資目的とリスク許容度を明確にすることが大切です。長期的な視点を持ち、分散投資を心がけることが重要です。つみたて投資枠と成長投資枠の特徴を理解し、自分に合った方法で活用しましょう。
インデックスファンドとアクティブファンドの特性を考慮して選択することも大切です。定期的にポートフォリオを見直し、必要に応じて調整することで、より効果的な資産運用が可能です。
もしも、ポートフォリオがよく分からなくて悩んでいるなら、分散の効いている全世界株式を利用しましょう。新NISAはあなたの将来のお金を準備できる最高のパートナーですよ!