米国株ETFと投資信託どっちが良い?S&P500の選び方と注意点をプロが解説

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資産運用を始める際に、S&P500への投資は注目を集めています。しかし、ETFと投資信託のどちらを選ぶべきか迷う方が多いです。この記事では、S&P500に連動するETFと投資信託の違いや選ぶ際の基準、コストなどについて詳しく解説します。

記事を読めば、S&P500に投資するための手順がわかり、自分に合った投資方法を見つけられます。S&P500の投資を始めるには、自分の投資スタイルに合った商品選びが重要です。
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目次

【基本】S&P500に連動するETFと投資信託

S&P500は、米国の大企業500社に分散投資できる人気の商品です。ETFは取引所で売買でき、価格変動がリアルタイムで反映されます。投資信託は運用会社から購入し、基準価額で取引されます。両者の違いは、取引の自由度や積立のしやすさです。コストや為替リスク、税制面を考慮し、最適な商品を検討してください。

S&P500の概要

S&P500は、米国の大型株500銘柄で構成される株価指数のことです。S&P500は米国株式市場全体の約80%をカバーしており、世界で最も有名な株価指数の一つとして知られています

S&P500の特徴は以下のとおりです。

  • 1957年に導入された
  • 時価総額加重平均方式である
  • 四半期ごとに銘柄の見直しを行う
  • 幅広い業種に投資をしている

S&P500は長期的に見て安定した成長を示すため、多くの投資家が運用のベンチマークとして利用しています。インデックス投資の対象としても人気が高いです。S&P500は米国経済の動向を把握するための重要な指標です。投資初心者にもわかりやすく、信頼性の高い投資対象と言えます。
» インデックスファンドの基本から選び方を解説!

ETFの概要

ETF(上場投資信託)は、株式市場で取引される金融商品です。特定の指数や資産の値動きに連動し、分散投資が簡単にできます。1つのETFを購入するだけで、多くの銘柄に投資できるため、リスクを抑えるのに効果的です。

ETFの特徴には、以下が挙げられます。

  • 手数料が少ない
  • 低コストで運用できる
  • 流動性(※)が高い
  • 価格がリアルタイムで変動する
  • 少額投資ができる
  • 透明性が高い

ETFはインデックス運用が主流で、市場全体の動きに連動するように設計されています。特定銘柄への投資と比べて、リスクを避けられる点で、初心者におすすめです。

※ 流動性とは、株式や債券などの現金化のしやすさや、取引のしやすさのこと。

ETFと投資信託の違い

ETFと投資信託には大きくわけると、以下の3つの違いがあります。

  • 運用方法
  • 取引方法
  • 価格変動

ETFは指数に連動するように設計されており、ファンドマネージャーによる積極的な運用は行われません。投資信託はファンドマネージャーが市場動向を分析し、銘柄を選択して運用します

ETFは株式と同様に取引所で売買でき、タイミングを見計らった取引が可能です。投資信託は1日1回、基準価額が算出され、基準価額で取引が行われます。ETFは市場の需給によってリアルタイムで価格が変動し、投資家は常に最新の価格の確認が可能です。

S&P500に連動するETFと投資信託を選ぶ基準

S&P500に連動するETFと投資信託は、どちらも魅力的な投資対象です。投資信託とETFのそれぞれに向いている人の特徴について詳しく解説します。

投資信託が向いている人の特徴

投資信託が向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • 長期的な資産形成を目指している
  • 投資初心者である
  • 自動積立で投資したい
  • 少額から始めたい
  • 分散投資を重視する

長期的な資産形成を目指している人は、投資信託の活用により時間をかけて資産を増やせます。投資の知識や経験が少ない初心者でも、プロの運用者が管理するので安心です。

自動積立投資を考えている人や、少額から始めたい人にも、投資信託が向いています。定期的に一定額を投資することで、コツコツと資産を増やせる点が投資信託のメリットです。1つの商品で多くの銘柄に分散投資できるので、リスクを抑えながら運用できます

ETFが向いている人の特徴

ETFが向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  • 少額から投資を始めたい
  • 低コストで運用したい
  • 柔軟に売買したい
  • 価格変動をリアルタイムで把握したい
  • インデックス投資を重視している

ETFは1株から購入できるので、小さな資金でも始められます。運用コストが低いため、長期的な資産形成に適しています。柔軟に売買したい人や、市場価格の変動をリアルタイムで把握したい人にもETFがおすすめです。株式と同じように取引所で売買できるため、価格変動に応じて素早く対応できます。

ETFは、特定の指数に連動するように設計されているため、簡単に分散投資が可能です。ETFは自己責任で運用する必要があるので、投資に関する知識や情報収集能力が求められます。海外ETFの場合には、為替リスクも考慮しなければなりません。

【比較】S&P500に連動するETFと投資信託のコスト

S&P500に連動するETFと投資信託のコストについて、以下の3つの観点で解説します。ETFは取引所で売買するため、取引コストに注意が必要です。

  • 購入時手数料
  • 信託報酬(管理費用)
  • 為替手数料

購入時手数料

購入時手数料は、ETFと投資信託で大きく異なります。購入時手数料の特徴は、以下のとおりです。

  • ETF:無料の場合が多い
  • 投資信託:0〜3.3%程度の手数料がかかる

ネット証券では、手数料無料の投資信託が増えています。長期投資をする際は、手数料だけでなく他の要素も考慮しましょう。

信託報酬(管理費用)

信託報酬は、以下のとおりです。一般的に投資信託よりETFの方が低いです。

  • ETF:0.1%未満
  • 投資信託:0.5〜2%程度

ETFは運用が自動化されているため、信託報酬が低くなっています。投資信託は、運用担当者の人件費などがかかることで、信託報酬が高くなる傾向があります。一部の特殊なETFは、信託報酬が高い場合があるため、注意が必要です。

為替手数料

為替手数料は、円建ての場合は不要ですが、外貨建てのETFや投資信託には手数料がかかります。違いは以下のとおりです。

  • ETF:取引する金融機関により異なる
  • 円建て投資信託:不要
  • 外貨建て投資信託:0.1〜0.5%程度

為替手数料は頻繁に売買する場合に影響が大きく、長期投資の場合には影響が小さく済みます。一部の投資信託には為替ヘッジ付きオプションがあり、手数料は高い傾向です。為替手数料は投資の収益に影響を与えるので、商品選びの際には注意が必要です。

S&P500への投資を始める具体的なステップ

S&P500への投資は、決められた手順で進めるだけで完了します。S&P500への投資を始めるステップについて、詳しく解説します。

証券口座の開設方法

証券口座の開設は、S&P500への投資を始めるための第一歩です。大手ネット証券での開設がおすすめで、手続きは自宅で簡単にできます

証券口座の開設方法は以下の流れです。

  1. 証券会社のウェブサイトを探す
  2. 口座開設申込フォームに記入する
  3. 本人確認書類を提出する
  4. 口座開設の審査を待つ
  5. 審査に通過すると、口座番号や取引パスワードが届く

本人確認書類はアップロードまたは郵送します。マイナンバーの提示も必要です。オンラインで初回ログインを行い、入金すれば取引を始められます。口座開設には時間がかかるため、早めに手続きしてください。複数の証券会社を比較検討すると、自分に合った会社が見つかります。

購入手順

S&P500に連動するETFや投資信託を購入する手順は簡単です。以下の流れで進めましょう。

  1. 証券口座にログイン
  2. 取引メニューから「ETF/投資信託」を選択
  3. 銘柄コードまたは銘柄名を入力して検索
  4. 購入したい銘柄を選択
  5. 購入数量または金額を入力
  6. 注文内容を確認し、注文を確定

S&P500に連動する商品を探す際は「S&P500」や「米国株式」のキーワードを使うと見つけやすいです。購入する銘柄を確認したら、注文を確定してください。確定した時点で購入手続きが完了します。購入後の約定通知(※)を見れば、取引の成立や内容を確認できます。初めての場合は、少額から始めるのがおすすめです。

※ 約定通知とは、注文が確定した場合に株式取引の内容を通知するサービスのこと。

資産配分の考え方

資産配分は投資の成功に影響を与える重要な要素です。適切に資産配分すると、リスクを抑えながら安定的なリターンを得られる可能性が高まります

資産配分の考え方で重要なポイントは、以下のとおりです。

  • リスク許容度
  • 年齢や投資目的
  • 国内外の分散
  • 株式と債券のバランス
  • 長期的な視点

若い投資家はリスクを取れるので、株式の比率を高めに設定できます。退職が近い投資家は、安全性の高い債券の比率を増やすように調整してください。定期的に資産配分を見直し、必要に応じたバランス調整が大切です。市場の変動によって配分比率が崩れる場合を想定し、1年に1回程度は見直しましょう。

インフレ対策や流動性の確保についても、忘れずに検討してください。急な出費に備えて、ある程度の現金は残しておくべきです。自分の知識や経験にもとづき、無理のない配分を心がけてください。税制優遇措置もうまく活用しながら、長期的な資産形成を目指しましょう。

投資先を選ばないおすすめネット証券3選

ここでは、ETFや投資信託など資産運用のスタイルに柔軟に対応できるネット証券を3つ紹介します。スマホ1つで手続きが完了するので、どれを選んでもあなたの資産運用をサポートしてくれますよ!

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S&P500に連動するETFと投資信託を購入する際の注意点

S&P500に連動するETFと投資信託を購入する際に、注意したいポイントについて詳しく解説します。

流動性と取引コスト

ETFと投資信託では、流動性と取引コストに違いがあります。ETFの方が一般的に流動性が高く、取引コストが低いです。ETFは取引所で売買されるため、リアルタイムで価格が変動し、好きなタイミングで取引が可能です。ETFの売買スプレッド(※)に注意しましょう。取引量が少ない場合は、流動性リスクが高まります。

投資信託は1日1回の基準価額で取引が可能です。流動性は比較的低く、取引コストは高めです。解約時に信託財産留保額が必要な場合があります。運用会社が流動性を管理するため、個人投資家のリスクは比較的低いと言えます。

※ スプレッドとは、売値と買値の価格差のこと。

為替リスクと税制リスク

S&P500に連動するETFと投資信託を購入する際は、為替リスクと税制リスクに注意が必要です。為替リスクは外国通貨建ての投資商品の購入では避けられず、円安になると投資価値が上がり、円高になると下がります。為替変動は予測が難しいため、長期的な視点での投資を心がけましょう。

税制リスクについては、以下の点に注意が必要です。

  • 円安時の為替差益に対する課税
  • 海外ETFの配当に対する課税
  • 米国株式ETFの相続税に関する特別な規定

為替ヘッジ付き商品と為替ヘッジなしの商品では、税制上の取り扱いが異なる場合があります。特定口座と一般口座でも税制が違うため、確認が必要です。損益通算(※)の可否も、税制上の重要な要素です。国内居住者と非居住者では適用される税制が異なるため、自分の状況に合わせて確認してください。
» 新NISAとは?特徴とメリット、デメリットを解説!

※ 損益通算とは、所得税を計算するうえで損失を他の所得の金額から控除すること。

長期運用時のリスク管理

長期運用時のリスク管理にも注意が必要です。定期的な資産の見直しと再配分を行い、市場の変動に対する心理的な準備も欠かせません。

長期運用時のリスクに対しては、以下の対策が有効です。

  • 分散投資
  • 長期的な視点
  • 情報収集と学習
  • インフレリスクへの対策
  • 政治的・経済的イベントの考慮

個人の人生設計に合わせて、投資計画を調整してください。税制の変更にも注意を払い、必要に応じて運用方針を見直しましょう。運用コストも定期的にチェックし、できるだけ低く抑えるよう心がけることが大切です。

S&P500に連動するETFと投資信託に関するよくある質問

S&P500に連動するETFと投資信託に関するよくある質問をまとめました。S&P500に連動するETFや投資信託の購入を検討している方は、参考にしてください。

投資初心者に向いているのは投資信託

投資初心者には少額から始められ、自動積立が可能な投資信託が向いています。運用会社のサポートも受けられるため、投資に不慣れな人でも安心です。

ETFは低コストで柔軟性が高いですが、自己管理能力が求められます。取引単位が大きい場合があり、初心者には扱いが難しいです。徐々に知識や経験を積んでから、ETFに移行する流れがおすすめです。

長期的に見てパフォーマンスが良いのはETF

長期的に見ると、投資信託よりもETFのパフォーマンスが良い傾向にあります。ETFは構造的にコストが低く抑えられるためです。ETFは信託報酬が低く、長期投資に向いています。わずかな手数料の差も複利効果により、長期的には大きな差となって現れます。

ETFは運用の自由度が高く、市場の変化に迅速に対応が可能です。投資信託は運用会社の手数料や運用方針の変更により、コスト的な影響を受けやすい点に注意しましょう。ETFのパフォーマンスは個別の商品によって異なるため、慎重に比較検討してください。
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まとめ S&P500で迷ったら投資信託で長期積立がベスト

S&P500に連動するETFと投資信託の違いについて、投資を始める前に理解することが重要です。自分の投資スタイルを考えながら、ETFと投資信託のどちらを選択するか決めてください。コスト面では、購入時手数料や信託報酬、為替手数料を比較検討しましょう。

投資を始める際は、証券口座の開設から購入までの手順を把握してください。投資では流動性や為替リスク、税制などの注意点も考慮する必要があります。長期運用を視野に入れ、リスク管理も徹底しましょう。S&P500に連動するETFと投資信託は、資産運用の選択肢として魅力的な商品です。
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