【未来を左右】おすすめのネット証券5選！賢く選んで低コスト運用

投資を始める際、証券会社の選択はとても大切です。新NISAの導入に伴い、ネット証券が注目されましたが、安全性や利便性に疑問を抱く人は多いです。この記事では、ネット証券の基礎知識やおすすめの選び方、投資の始め方を詳しく解説します。記事を読めば自分に合ったネット証券がわかり、安心して投資を始められます。
» 新NISAとは？特徴とメリット、デメリットを解説！

おすすめのネット証券の選び方

ネット証券を選ぶ際は、取引手数料やツールの使いやすさ、サポート体制などが重要です。総合的な判断で自分に合ったネット証券を選択できれば、効率的な投資活動につながります。

取引手数料

取引手数料は、ネット証券を選ぶうえで重要な要素の一つです。多くのネット証券では、株式売買手数料が店舗型の証券会社と比べて安く設定されています。手数料には以下の種類があります。

手数料は証券会社によって異なるため、比較して自分に合った会社を選びましょう。口座管理料や最低取引金額、割引プランの有無も確認してください。手数料の計算方法は定額制・従量制によって異なるため、自分の取引スタイルに合わせた選択がおすすめです。

手数料の安さは魅力的ですが、ツールの使いやすさやサポート体制なども考慮したうえでの検討が重要です。

ツールの使いやすさ

使いやすいツールは効率的な投資活動を可能にし、投資家の満足度を高めます。ネット証券には直感的で操作しやすいユーザーインターフェースや、スマホ用に最適化されたモバイルアプリなどがあります。素早い株価更新と取引執行、自分好みにカスタマイズできるダッシュボードも重要です。

サポート体制

サポートが充実していると、安心して投資を始められます。多くのネット証券では、電話やメールによるサポートがあります。対応時間が長いほど、急な疑問にも対応してもらえて便利です。チャットサポートがあれば、より素早い回答が期待できます。以下のような初心者向けのサービスも重要です。

トラブル発生時の対応スピードと解決能力も確認しておくと安心です。休日や夜間のサポート対応があると、より安心感が高まります。専門用語の解説や投資知識の提供サービスがあれば、学びながら投資を進められます。コールセンターの対応品質も、ストレスなく取引を続けるために大切です。

初心者から経験者までおすすめのネット証券5選

おすすめのネット証券5選を紹介します。

ネット証券を始め、証券会社の口座開設は18歳から可能です。それぞれの証券会社について詳しく見ていきましょう。

» 新NISAは何歳から？年齢制限と年代別の運用方法を解説！

楽天証券

口座開設数	つみたて投資枠 対象商品
1,200万口座	241銘柄
貯まるポイント	スマホアプリ
楽天ポイント	iGrow iSPEED

2024年のオリコン顧客満足度®調査新NISA証券会社第1位(※)を獲得した「楽天証券」。株式や投資信託の取引で楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントを使っての投資も可能です。国内株式の取引手数料はどの投資額でも無料です。

新NISA口座のクレカ積立にも対応しており、節税とポイント還元をダブルで活用できます。楽天証券の投資信託の本数は、2,572本(2024年7月31日時点)。投資先の選択肢が幅広く、リスク分散投資も可能です。外国株式は米国・中国だけでなく、アセアン株にも対応している点が特徴です。

楽天証券のスマホアプリ「iSpeed」を使えば、アプリを切り替えずに日本株と米国株の取引ができます。

※ 18～74歳の男女 証券会社で2024年1月1日から導入された新NISA口座での資産運用や取引を行っている方(楽天証券でNISA口座をお持ちの方の回答)

SBI証券

口座開設数	つみたて投資枠 対象商品
1,300万口座	250銘柄
貯まるポイント	スマホアプリ
Vポイント dポイント PayPayポイント Pontaポイント	SBI証券株アプリ かんたん積立アプリ

2024年7月に証券総合口座1,300万口座突破した「SBI証券」。投資信託の取扱数は2,620本(2024年1月22日時点)で、紹介する5選の中でもトップクラスです。IPO銘柄の取扱数は117社で、2022年3月通期の全上場会社数のうち、約97.5％の銘柄を取り扱っています。

新NISA口座のサービスが充実している点もSBI証券の特徴です。三井住友クレジットカードでクレカ積立するとVポイントが付与されます。連携ポイントの種類も豊富。Pontaポイントやdポイント、PayPayポイントなどの日常の買い物で使えるポイントと連携しています。

マネックス証券

口座開設数	つみたて投資枠 対象商品
222万口座	234銘柄
貯まるポイント	スマホアプリ
マネックスポイント dポイント	マネックス証券アプリ

口座開設数222万、預かり残高7兆円突破(2024年7月時点)した「マネックス証券」。2024年7月5日から開始したdカード積立では、毎月の積立額に応じて最大1.1%のdポイントが貯まります。今後マネックス証券での投資信託の購入にもdポイントの利用が可能となる予定です。

1,750本以上もの投資信託がそろっている点もマネックス証券の特徴(2024年1月4日時点)。米国株の取扱銘柄数は5,000以上です(2022年10月31日時点)。AppleやAmazonなどの大型銘柄だけでなく、比較的小規模の米国株銘柄も広く取りそろえています。

松井証券

口座開設数	つみたて投資枠 対象商品
16.9万口座	245銘柄
貯まるポイント	スマホアプリ
松井証券ポイント	松井証券投信アプリ

1918年創業の老舗証券会社「松井証券」。現在では口座開設数145万、預かり資産3.3兆円を突破しています(2022年度末時点)。老舗ならではの信頼性と実績が松井証券の魅力です。無期限信用取引や1日信用取引など、独自の取引システムを提供している点も特徴です。

投資信託の保有や提携クレジットカードの利用により、松井証券ポイントを貯められます。貯まったポイントは、金融商品の売買やdポイント・Amazonギフト券に交換可能。銘柄検索から四季報をまとめた「マーケットラボ」などの情報ツールを無料で活用できる点も嬉しいポイントです。

三菱UFJ eスマート証券（旧：auカブコム証券）

口座開設数	つみたて投資枠 対象商品
178万口座	239銘柄
貯まるポイント	スマホアプリ
Pontaポイント	三菱UFJ eスマート証券アプリ

口座開設数174万を突破した(2024年7月時点)「三菱UFJ eスマート証券（旧：auカブコム証券）」。株式会社格付投資情報センター(R&I)により主要ネット証券No.1信用格付「AA」(2024年11月5日付与)も獲得しています。

auじぶん銀行との口座連携サービスを利用すると、通常年0.03％の普通預金金利が年0.13％に引き上げられます。クレカ積立でのポイント還元率も魅力です。au PAYカードで決済すると、月10万円まで積立金額の1％分のPontaポイントが還元されます。

上場株式の単元未満株を売買できる「プチ株」など、投資初心者向けのサービスが多い点も特徴です。100万円まで手数料0円で利用できる「1日定額手数料コース」を選択すれば、コストをかけずに投資が始められます。

【3分で理解】ネット証券の基礎知識

ネット証券は、インターネットを通じて金融商品を売買できるサービスです。24時間365日取引可能で、低い手数料が魅力。リアルタイムでの情報確認が可能で、スマートフォンからも取引できます。高度な取引機能や投資教育コンテンツが提供され、正規の金融機関として顧客資産が保護されます。

セキュリティ対策も充実していて、初心者から上級者まで使いやすいプラットフォームです。

ネット証券と店舗型の証券会社の違い

ネット証券と店舗型の証券会社の違いを理解すると、自分に合った証券会社を選べます。主な違いは以下のとおりです。

ネット証券では24時間いつでも、オンライン取引が可能です。店舗型の証券会社は対面の取引が中心で、営業時間内でのみ取引できます。ネット証券は店舗がない分、コスト削減が可能で、手数料が安く設定されています。ネット証券は多様な投資商品を扱う一方、店舗型の証券会社は取扱商品が限定的です。

ネット証券の安全性とセキュリティ体制

ネット証券の安全性とセキュリティ体制は万全で、安心して利用できます。金融庁の厳格な監督下にあり、法令遵守が義務付けられているからです。具体的な安全対策は以下のとおりです。

さまざまな対策により、資産と個人情報が守られています。証券会社の財産と顧客の資産は明確に分けて管理され、万が一証券会社が破綻しても顧客の資産は保護されます。投資者保護基金は投資家の資産を守る仕組みです。証券会社が破綻しても一定額まで補償を受けられます。

ネット証券は法律や技術の両面から安全性を確保しています。利用者自身にも、適切なパスワード管理などのセキュリティ意識が欠かせません。安全に利用するため、証券会社からの注意喚起にも気をつけましょう。

ネット証券のメリット・デメリット

ネット証券には多くのメリットとデメリットがあります。メリットとデメリットを理解し、自分の投資スタイルに合った証券会社を選びましょう。

メリット

ネット証券の利用には、以下のとおり多くのメリットがあります。

手数料の安さがネット証券の最大の魅力で、店舗型の証券会社と比べて大幅に安い手数料で取引が可能です。取引のスピードと利便性も大きなメリットです。24時間いつでも取引ができ、スマートフォンからも簡単に操作できます。リアルタイムで株価情報を入手できるため、市場の動きに素早く対応できます。

デメリット

ネット証券には多くのメリットがある一方、デメリットも存在します。主なデメリットは、対面でのサポートが受けにくい点です。専門家から直接的なアドバイスがもらえず、初心者にとって大きな障壁となります。ネット証券はオンラインサービスに依存しており、システム障害で取引ができなくなる場合もあります。

【初心者でも簡単】ネット証券での投資の始め方

ネット証券で投資を始める際のポイントは、以下のとおりです。

取引ツールの使い方を学んだうえで、少額からの投資がおすすめです。定期的に口座状況を確認し、必要に応じて戦略を調整します。税金申告用の書類を忘れずに保管しましょう。

口座開設の手順

ネット証券では、以下の手順で口座を開設できます。

利用したい証券会社の公式サイトにアクセスし、口座開設申込フォームに必要事項を入力します。個人情報や投資経験などを正確に記入してください。公的な身分証明書(運転免許証・パスポートなど)や、マイナンバーなどの本人確認書類をアップロードまたは郵送します。

投資商品の選択

投資商品は、投資目的やリスク許容度に合わせた選択が重要です。ネット証券では多様な投資商品を取り扱っているため、幅広い選択肢の中から自分に合った商品を見つけられます。主な投資商品は以下のとおりです。

初心者の方は、リスクが分散されている投資信託やETFがおすすめです。専門家が運用するため、個別の銘柄選びに時間をかける必要がありません。投資経験が豊富な方は個別株式や債券、FXなどもおすすめです。ただし、リスクが高いため十分な知識と経験が必要です。
» 投資信託とは？特徴から始め方まで解説

税金と確定申告

株式投資で得た利益には原則20.315%の税率がかかります。税金の納付方法は、利用する口座の種類によって異なります。特定口座(源泉徴収あり)を選択した場合、証券会社が自動的に税金を差し引くため、確定申告の必要はありません。一般口座や特定口座(源泉徴収なし)を選択した際は、確定申告が必要となります。

NISA口座は対象外ですが、NISA口座以外で株式投資による損失が出た場合は、確定申告で損失繰越を活用可能です。配当金は原則確定申告が必要ですが、特定口座(源泉徴収あり)で受け取る場合は申告不要で手続きも簡単です。投資信託の分配金は課税対象ですので、注意してください。
» 新NISAの具体的な投資シミュレーションを解説！

おすすめのネット証券に関するよくある質問

ネット証券に関してよくある質問を、初心者向けに解説します。ネット証券を検討する際の参考にしてください。

複数の証券口座を持つメリットは？

複数の証券口座を保有するメリットは、リスク分散と投資の幅を広げられる点にあります。1つの証券会社に問題が生じても、他の口座で取引を続けられるため、投資リスクの分散が可能です。各証券会社の特徴や強みを生かし、以下のようなメリットを享受できます。

複数の口座で比較しながら最適な取引を選択できる点がメリットです。各社の情報や分析を参考に、自分に合った投資判断が可能です。口座管理の練習にもなり、投資スキルが向上します。緊急時のバックアップとしても機能するため、安心感も高まります。

口座開設に必要な書類は？

口座開設では、法律で定められた本人確認手続きのために、本人確認書類と個人情報を証明する書類が必要です。本人確認書類には運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどが含まれます。マイナンバーの確認には、マイナンバーカードや通知カードなどが必要です。

収入・資産に関する情報や取引目的、投資経験などの詳細情報も入力します。本人確認書類や必要事項については、オンラインでの入力やスマートフォンでの撮影、アップロードが可能です。ネット証券によっては、本人確認書類のみで口座開設できます。

必要な書類や情報は証券会社によって異なるため、それぞれの公式ウェブサイトで確認してください。

ネット証券で口座を開設するときの注意点は？

ネット証券で口座開設する際は、本人確認書類の準備が必要です。運転免許証やマイナンバーカードなどの有効な身分証明書を忘れずに用意してください。個人情報は正確に入力します。証券会社があなたに適した投資商品を提案するためには、取引目的や投資経験についても正しい申告が欠かせません。

セキュリティ面を重視し、安全性の高いパスワードを設定してください。2段階認証を設定すると、不正アクセスのリスクを低減できます。取引に関する重要ポイントとして、以下の項目も確認してください。

口座開設時のキャンペーン内容や条件も確認しておくと、お得に取引を開始できます。口座開設にかかる時間やサポート体制も事前に把握しておくと安心です。不明点があればカスタマーサポートに問い合わせましょう。注意点を押さえると口座開設がスムーズで、安全かつ効率的に投資を始められます。

ネット証券での投資に必要な最低金額は？

1円など、少額から投資できるネット証券が多い点が、従来の店舗型証券会社との大きな違いです。少額から始められるネット証券は、投資初心者にとって身近な存在です。具体的には、以下のような投資ができます。

投資信託は多くの商品で1,000円程度から購入可能です。株式とETFは1株から購入可能ですが、株価によって必要な金額は変動します。投資の最低金額は、証券会社によって異なります。一部の証券会社では最低入金額1万円などの設定があるため、事前に確認してください。
» 投資信託をおすすめしない理由や陥りやすい落とし穴を解説

株式以外にどんな商品に投資できる？

株式以外にも、ネット証券では以下のような商品に投資できます。

投資の選択肢を広げるとリスク分散が可能で、より高いリターンを狙えます。投資信託は、複数の銘柄に分散投資できるため初心者にもおすすめです。ETFは投資信託と似ていますが、株式と同じように売買が可能です。債券は比較的安定した利回りが期待できます。

まとめ おすすめのネット証券を使って低コストで新NISAを運用しよう！

ネット証券の利用は、これから投資を始めたい人や、店舗型証券会社からの乗り換えを検討している人にとって魅力的な選択肢です。低コストで利便性が高く、安全性も確保されているため、初心者でも安心して利用できます。ネット証券を選ぶ際は手数料や使いやすさ、サポート体制を重視しましょう。

自分に合ったネット証券を選び、安全性の高い資産運用を始めましょう。