2024年1月から新NISA制度が始まり、注目を集めているのが「つみたて投資枠」です。多くの方が「つみたて投資枠って何?」「前のNISAとどう違うの?」と疑問を抱えています。
この記事では、つみたて投資枠の特徴や活用方法、注意点を詳しく解説します。新NISA制度を使って効果的に資産形成を行いたい方は必見の内容です。
【3分で理解】つみたて投資枠とは

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。つみたて投資枠は、旧制度のつみたてNISAの役割を引き継いでおり、長期的な資産形成を目的とした投資枠です。
新NISA制度におけるつみたて投資枠の位置づけ
新NISA制度では、つみたて投資枠と成長投資枠が用意されています。2つの投資枠は併用可能で、個人の投資スタイルに合わせて柔軟に活用できます。
つみたて投資枠の主な特徴は以下のとおりです。
- 長期的な資産形成が目的
- リスクの低い商品が中心
- 積立投資に最適
- 年間投資上限額が120万円
成長投資枠には以下のような特徴があります。
- 成長性の高い企業への投資が可能
- リスクとリターンの最適なバランス
- 年間投資上限額が240万円
つみたて投資枠は、安定的かつ長期的な資産形成を目指す投資家に最適です。
» 新NISAとは?特徴とメリット、デメリットを解説!
» 新NISAの上限額と非課税保有限度額を解説!
つみたてNISAとの違い
新NISA制度における「つみたて投資枠」と「つみたてNISA」の違いを以下にまとめました。
項目 | つみたて投資枠(新NISA) | つみたてNISA(旧制度) |
年間投資上限額 | 120万円 | 40万円 |
非課税保有限度額 | 1,800万円 | 800万円 |
非課税期間 | 無期限 | 20年 |
投資可能期間 | 恒久化 | 2023年まで |
対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 |
口座開設可能年齢 | 18歳以上 | 20歳以上 |
つみたて投資枠は年間投資上限額が3倍に増え、非課税保有限度額も大幅に拡大しています。非課税期間が無期限になったことで、より長期的な視点で投資を行えるようになりました。
投資可能期間が恒久化され、将来にわたって安定的に制度を利用できるようになった点も大きな変更点です。口座開設可能年齢も18歳に引き下げられ、より若いうちから資産形成を始められます。
» 旧NISAはどうする?非課税期間終了後の対応策
» 新NISAへのロールオーバー
つみたて投資枠のメリット3選

つみたて投資枠は、投資初心者から経験者まで幅広い層に魅力があります。
メリットは以下のとおりです。
- 非課税の恩恵を最大限に活用できる
- 長期投資向けの商品ラインナップがある
- 積立投資との相性が良い
非課税の恩恵を最大限に活用できる
つみたて投資枠の最大の特徴は、投資によって得た分配金や売却益などの投資益が非課税になる点です。通常の投資では利益に20.315%の税金がかかりますが、つみたて投資枠を利用すれば税金がかかりません。課税口座よりも約20%多く資産形成することが可能です。
» 新NISA税金の基礎知識と非課税枠の上手な活用方法
長期投資向けの商品ラインナップがある

つみたて投資枠で購入できる商品は、長期投資に適したものに限定されています。
具体的には以下のような特徴を持つ商品が対象です。
- 信託報酬が低い
- 投資対象が分散されている
- パッシブ運用が中心となる
全米株式インデックスファンドや全世界株式インデックスファンドなどが該当します。長期的に安定したリターンが期待できるため、コツコツと資産を増やしていきたい方に最適です。
商品が厳選されていることで、初心者でも安心して投資を始められるのも大きなメリットです。専門知識がなくても、長期的な資産形成に適した商品を選べます。
積立投資との相性が良い
つみたて投資枠は積立投資との相性が良いです。毎月一定額を自動的に投資することで、市場の変動に左右されにくい投資ができます。毎月1万円ずつ投資を行う場合、市場の相場が高いときは少ない口数を、相場が低いときは多い口数を購入することが可能です。毎月一定額の投資により、平均購入単価を抑えられます。
積立投資は心理的なハードルが低い点もメリットです。大きな金額を1度に投資することに不安を感じる方でも、気軽に投資を始められます。
【失敗回避】つみたて投資枠のデメリット

つみたて投資枠のデメリットは以下のとおりです。
- 購入可能な商品の制約がある
- 投資額の上限がある
- 運用の柔軟性が低い
デメリットも併せて理解しておくことで、より効果的な投資戦略を立てられます。
購入可能な商品の制約がある
つみたて投資枠で購入できる商品は「長期」「積立」「分散」の投資に適した一定の投資信託に限定されています。
一定の投資信託に限定される制約は以下のとおりです。
- 指定されたインデックスファンドのみ購入できる
- アクティブファンドの種類が限られる
- 上場投資信託(ETF)の購入ができない
- 長期保有を前提とした商品のみ対象となる
- 一部の不動産投資信託(REIT)が対象外となる
- 新興国市場のファンドが少ない
- レバレッジ型や逆レバレッジ型のファンドが除外されている
上記の制約により、投資の自由度が低くなる可能性があります。特定の業界や企業に注目して投資したり、短期的な値動きを狙った投資を行ったりする場合は、つみたて投資枠は適しません。海外の優良企業に直接投資したい場合も、つみたて投資枠では難しいです。
投資額の上限がある

つみたて投資枠の年間の投資上限額は、120万円(月10万円)です。投資上限額は、大きな金額を1度に投資したい方や、より積極的に資産を増やしたい方にとっては物足りません。
1度に300万円を投資したいと考えても、つみたて投資枠だけで使い切るのは制度的に不可能です。残りの180万円は別の投資方法を考えなければなりません。
運用の柔軟性が低い
つみたて投資枠は長期的な投資を前提としているため、運用の柔軟性が低く、以下のような制約を受けます。
- 短期的な市場の変動に合わせた売買が難しい
- 急な資金需要に対応しにくい
- 投資スタイルの大幅な変更が難しい
市況の変化に応じて資産配分を変更したい場合には、つみたて投資枠は適していません。投資経験を積んで自分の投資スタイルが変わっても、つみたて投資枠内では大きな変更が難しいです。つみたて投資枠が長期的かつ安定的な資産形成を目的としているからです。
つみたて投資枠対象の商品

つみたて投資枠で購入できる商品は、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託に限定されています。投資商品は金融庁が定めた基準を満たしているため、安心して投資を行えます。
主な対象商品は以下のとおりです。
- インデックスファンド
- アクティブファンド(一部)
- バランスファンド
インデックスファンド
インデックスファンドは、特定の株価指数に連動することを目指した投資信託です。日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、S&P500などの指数に連動するように設計されています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 手数料が低い(年0.1〜0.5%程度)
- 運用が市場に依存する
- 分散投資効果が高い
- 長期投資に適している
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の場合、年間信託報酬は0.05775%と低コストで運用できます。市場平均並みのリターンを安定的に得られる可能性が高いため、初心者にもおすすめです。
アクティブファンド

アクティブファンドは、ファンドマネージャーが市場動向や企業分析を行い、積極的に銘柄を選定して運用する投資信託です。つみたて投資枠では、一定の条件を満たしたアクティブファンドのみが対象となります。
主な特徴は以下のとおりです。
- 市場平均を上回るリターンを目指す
- 手数料がインデックスファンドより高い(年0.5〜2%程度)
- 運用者の能力に依存する
- 銘柄の入れ替えが頻繁に行われる可能性がある
年間信託報酬はインデックスファンドより高めですが、市場平均を上回るリターンを目指した運用が行われています。アクティブファンドは高いリターンを期待できますが、信託報酬が高めでコストの負担が大きくなります。
バランスファンド
バランスファンドは、株式や債券、不動産など複数の資産に分散投資を行う投資信託です。資産配分を自動的に調整することで、リスクを抑えながら安定的なリターンを目指します。
主な特徴は以下のとおりです。
- リスク分散効果が高い
- 運用の手間が少ない
- 中程度のリターンを狙える
- 初心者にも扱いやすい
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の場合は、年間信託報酬は0.58%と比較的低コストです。バランスファンドは、1つの商品で分散投資が実現できます。初心者や時間をかけずに運用したい方におすすめです。
【3ステップ】つみたて投資枠の始め方

つみたて投資枠は大きく分けて、以下3つのステップで始められます。
- NISA口座を開設する
- つみたて投資枠から商品を選ぶ
- 投資を開始する
NISA口座を開設する
最初にNISA口座の開設が必要です。NISA口座は、証券会社や銀行などの金融機関で開設できます。
口座開設の手順は以下のとおりです。
- 金融機関を選ぶ
- 必要書類を準備する
- 申し込みを行う
- 審査を待つ
- 口座開設を完了する
金融機関を選ぶ際には以下のポイントを確認しましょう。
- 取扱商品が豊富
- 手数料が低価格
- ユーザーインターフェースの利便性
- サポート体制の充実度
楽天証券やSBI証券、マネックス証券などは、取扱商品が豊富で手数料も比較的安いため人気があります。必要書類は、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)とマイナンバーが確認できる書類です。オンラインで完結する証券会社が増えてきましたが、郵送が必要なケースもあります。
審査は通常1〜2週間程度で完了します。審査が通れば、NISA口座の開設が完了です。NISA口座は1人1口座しか開設できない点に注意しましょう。一度開設した金融機関の変更は年1回しかできないため、慎重に選ぶことが重要です。
つみたて投資枠から商品を選ぶ

NISA口座の開設が完了したら、つみたて投資枠で購入する商品を選びます。
商品選びのポイントは以下のとおりです。
- 投資目的に合っているか
- リスク許容度に適しているか
- 手数料(信託報酬)が適切か
- 過去の運用実績はどうか
- 投資対象の分散度は十分か
長期的な資産形成が目的でリスクを取りたくない場合は、全世界株式インデックスファンドやバランスファンドが最適です。高いリターンを求める場合は、特定の地域や業種に特化したアクティブファンドをおすすめします。
商品を選ぶ際は金融機関のウェブサイトで詳細な情報を確認しましょう。商品説明書(目論見書)をよく読み、商品の特徴やリスクへの理解が重要です。1つの商品に絞らず、複数の商品に分散投資すればリスクを最小限にできます。全世界株式と日本株式を7:3で組み合わせるなどの方法もおすすめです。
投資を開始する
つみたて投資枠では、定期的な積立投資が基本です。
以下の流れで投資を開始しましょう。
- 積立金額を決める
- 積立日を設定する
- 引落口座を登録する
- 積立注文を設定する
- 運用状況を定期的にチェックする
積立金額は、自分の収入や生活費を考慮して無理のない金額に設定します。月収の5〜10%の範囲で始めるのが一般的です。積立日は、確実に投資に回す金額を確保できる給与日の直後に設定しましょう。
引落口座の登録は、ネットバンキングやATMで行います。事前に口座残高を確認し、積立金額以上の残高があることを確認しましょう。積立注文の設定は、証券会社のウェブサイトやアプリで行います。商品名や積立金額、積立日を入力し、確認すれば注文は完了です。
投資開始後は、定期的に運用状況のチェックを忘れないようにします。短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で見守ることが重要です。市場の変動により運用結果がマイナスになる場合もあります。市場自体は上昇傾向にあるため、短期的な状況に惑わされずコツコツと積立を続けましょう。
つみたて投資枠を活用した投資戦略

つみたて投資枠を効果的に活用するためには、適切な投資戦略が重要です。初心者向けと上級者向けの投資戦略、確定拠出年金を組み合わせた戦略について解説します。
初心者向けのつみたて投資戦略
初心者がつみたて投資枠を活用する際は、以下のような戦略がおすすめです。
- 全世界株式インデックスファンドを中心に投資する
- 少額から始め、徐々に増やす
- 長期保有を基本とする
- 定期的なリバランスを行う
- 複数の商品に分散投資する
投資に慣れるまでは月々1~3万円程の小額から始めましょう。投資先は、全世界株式インデックスファンドで問題なく、日本の株式も6%程度含まれているので分散投資できます。分散投資のメリットは、低コストで世界中の企業に幅広く投資できる点です。定期的に積立を行うことで、ドルコスト平均法の効果も期待できます。
投資を始めてから1年ほど経過したら運用状況を確認し、必要に応じて配分を調整(リバランス)しましょう。全世界株式インデックスファンドなら基本的にリバランス不要です。短期的な市場の変動に惑わされない長期的な視点が重要です。
上級者向けのつみたて投資戦略
投資経験が豊富な上級者は、より洗練された戦略を採用できます。
上級者向けの戦略は以下のとおりです。
- アクティブファンドを組み入れる
- セクター別の投資を行う
- リスク資産と安全資産のバランスを取る
- 定期的なリバランスを細かく行う
- 成長投資枠と組み合わせる
具体的な例を挙げると、以下のような配分が考えられます。
- 全世界株式インデックスファンド:50%
- 新興国株式ファンド:20%
- 日本中小型株式ファンド:20%
- 債券インデックスファンド:10%
上級者向けの戦略では、インデックスファンドで安定性を確保しつつ、新興国や中小型株のファンドで高いリターンを狙います。債券ファンドを組み入れると、リスクを抑えることが可能です。
成長投資枠を活用して個別株や特定の分野に投資することで、アグレッシブな運用ができます。つみたて投資枠の上限120万円を使い切った後、成長投資枠で特定分野に投資するファンドを購入する方法も考えられます。
リバランスは四半期ごとなど、頻繁に行い、リスクコントロールを徹底しましょう。頻繁な売買は手数料がかかるため、コストとのバランスを考慮しなければなりません。
確定拠出年金と組み合わせた戦略

つみたて投資枠は確定拠出年金(企業型・個人型)と組み合わせることで、効果的な資産形成が可能です。
以下のような戦略が考えられます。
- 確定拠出年金で安全資産を保有する
- つみたて投資枠でリスク資産を保有する
- 年齢や退職までの期間に応じて資産配分を調整する
- 税制優遇を最大限に活用する
- ライフイベントに合わせて柔軟に運用を変更する
毎月10万円を投資できるなら、全世界株式インデックスファンドをメインに投資しましょう。
投資枠 | ファンド | 割合 | 月々の投資額 |
確定拠出年金 | 全世界株式インデックスファンド | 100% | 20,000円 |
つみたて投資枠 | 全世界株式インデックスファンド | 100% | 80,000円 |
上記の戦略では確定拠出年金で安定性を重視し、つみたて投資枠でリターンを追求します。
確定拠出年金とつみたて投資枠を組み合わせるメリットは、以下のとおりです。
- 税制優遇の幅が広がる
- 運用の自由度が増す
- リスク分散効果が高まる
- 長期的な資産形成が可能になる
確定拠出年金は原則60歳まで引き出せません。実際の運用では年齢や収入、家族構成、将来の目標などを考慮しながらのカスタマイズしましょう。
» 新NISAの具体的な投資シミュレーションを解説!
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つみたて投資枠に関するよくある質問


つみたて投資枠について寄せられる、よくある質問について回答します。
新NISA制度の変更点は?
新NISA制度には、旧制度から大きく変わった点がいくつかあります。
主な変更点は以下のとおりです。
項目 | つみたて投資枠 (新NISA) | つみたてNISA (旧制度) |
年間投資上限額 | 120万円(成長投資枠は240万円) | 40万円 |
非課税保有限度額 | 1,800万円 | 800万円 |
非課税期間 | 無期限 | 20年 |
投資可能期間 | 恒久化 | 2023年まで |
対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 |
口座開設可能年齢 | 18歳以上 | 20歳以上 |
旧NISAから新NISA制度への変更で投資者が得た最大のメリットは、投資可能額の増加と制度期間の延長です。旧NISAでは年間40万円の非課税投資枠が、新NISAでは年間360万円に拡大しました。非課税期間が無期限になった点も、資産形成がしやすくなった大きな要因です。
つみたて投資枠は途中で変更できる?
つみたて投資枠の運用内容は、以下のような項目を途中で変更できます。
- 積立金額の変更
- 積立頻度の変更
- 投資先商品の変更
- 積立の一時停止・再開
積立金額の変更は増額・減額ともに可能です。金融機関によっては変更可能回数が制限される場合があります。積立頻度は月次・隔月・四半期などから変更することが可能です。金融機関によっては選択肢が限られる場合もあります。
投資先商品の変更も可能で、つみたて投資枠の対象商品から選択します。多くの金融機関で積立の一時停止や再開を設定でき、停止期間中も非課税枠は維持されます。
いずれの変更手続きも、金融機関のウェブサイトやアプリから行えます。SBI証券の場合「NISA口座」から「つみたてNISA・新NISA」を選択し、「契約内容の確認・変更」から変更可能です。変更の反映には時間がかかる場合がありますが、翌月以降の積立から反映される場合が多いです。
頻繁な変更は長期投資の効果を損なうので注意しましょう。市場の短期的な変動に惑わされず、長期的な視点を持って運用することが重要です。
まとめ 新NISAはつみたて投資枠の利用だけでもOK!


新NISA制度は日本人の資産形成を後押しする画期的な仕組みです。新しく改正された制度をうまく活用することで、将来の経済的自由度を高められます。投資にはリスクが伴うことを忘れずに、自己責任で慎重に運用しましょう。
初心者は全世界株式インデックスファンドなどから始め、徐々に知識と経験を積んでいくことをおすすめします。記事の情報を参考に、自分に合った投資方法を見つけ、着実な資産形成を目指してください。